仏教講師の『死生学(命の話)』へようこそ!

 

はじめまして。

井手敏郎です。

私は現在、茨城県、栃木県を中心に

『仏教講座』『歎異抄講座』

を開催している仏教講師(浄土真宗)です。

 

ベストセラー『歎異抄をひらく』でも知られる

高森顕徹先生に約20年師事し、

これまで日本各地、

台湾などで仏教をお伝えしてきましたが、

今年から医療に携わる方々と一緒に、

看護学校の非常勤講師としても、

生と死の問題を考える機会を得ることになりました。


このブログでは、

切実な生老病死の問題と直面する

看護や介護の世界と、

仏教の協力の可能性を探りながら、

本業のかたわら行っている『死生学講座』での学びを、

皆さんと共有していきたいと思います。

Photo

 

 

 

(牛久市での死生学講座の様子 平成21年7月)

※クリックで拡大します。

 

死生学という概念は、

上智大学を退官されたアルフォンス・デーケン氏によって、

20年くらい前から日本にも広がってきたものです。

近年、大学の授業で行われる死生学講座のほとんどが、

キリスト教などの西洋思想を中心に展開されていますが、

本来、生と死の問題は、東洋思想、

とりわけ日本へ伝わった伝統的な仏教にこそ、

学ぶべきことが多いと感じています。

 

この『知らなきゃ損する死生学』では、 

命にまつわる時事問題などに触れつつ、

仏教の専門家の立場から、

生きる目的とは何なのか、

一人でも多くの方々と一緒に考えていければ幸いです。


講演、勉強会のご依頼、お問い合わせは、

qwl06747@@nifty.com (井手敏郎)

(@を一つ削除してください)までお願いいたします。

        

以下、最新記事です。

ご意見、ご感想など、コメントもお待ちしています。


  
 
   
  
 
 

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2009年10月19日 (月)

最期の絵(ラストピクチャー) 【命の話48】

 

おはようございます。

井手敏郎です。

昨日は主催している「死生学講座」を、

朝日新聞社さんが取材にこられました。(*゚▽゚)ノ

記事として載るかはわかりませんが、

関心をもたれる方が増えてきたのは嬉しいことです。

 

また最近始めたというわけではないのですが、

「哲学モーニング」「哲学ランチ」「哲学カフェ」「哲学ディナー」

といった、個人的に仏教や死生学について

お茶や食事をしながら語りあう活動もしています。

毎日配信しているメールマガジンで案内したところ、

何人もの方から申し込みがありました。

  

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10月、11月はもう少し対応できそうですので、

ぜひという方がいらっしゃれば随時お知らせください。

今日の『死生学(命の話)』は「死と向きあう」です。

上智大学名誉教授、アルフォンス・デーケンさんの

『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)を参考にしました。

 

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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私達はガンになるかならないかを、

自分でコントロールすることはできませんが、

ガンにかかった後、どう対応するかは自分で決めることができます。

ガンになれば、誰もが落ち込むでしょう。

しかし一つの挑戦と受け止めることも可能です。


西部劇のスターだったジョン・ウェインは、

自身がガン宣告を受けた後、

友人知人たちに懸命に呼びかけ莫大な寄付金を集めます。

これを基金として、ロサンゼルスにジョン・ウェイン癌研究所を建て、

ガン研究や治療にすぐれた成果を挙げています。


サンフランシスコにあるエイズ・ホスピスでは、

希望者に「最期の絵(ラストピクチャー)」の製作を勧めています。

全身全霊で描かれたそれらの素晴らしい作品は、

ホスピスの廊下に飾られ、今も光を放っています。


ドイツの哲学者アルフレッド・デンプ氏は、

「もし一人の人間によって、少しでも多くの愛と平和、

光と真実が世にもたらされたなら、

その一生には意味があったのである」

という美しい文章を残しています。


ドイツ語では「死ぬ」という動詞に二種類有ります。

動物的な死をあらわす「フェアエンデン」は、

肉体的に衰弱して死を迎えるという意味です。

それに対して「シュテルベン」は人間にしか使われません。

人間は肉体的に衰弱しても、

精神的に上昇を目指しながら死に至ることもできるのです。


アメリカのある著述家は

「大きな苦しみを受けた人は、

うらむようになるか、やさしくなるかのどちらかである」

といいました。

選択するのはあなたです。

 
      

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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もしガンを宣告されたらあなたは何を始めますか?

 

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編集後記 (*^-^)ノ~~

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看護学校の講義も大詰め?を迎えています。

試験もしなければならないのですが、

看護を目指す皆さんの将来の役に立つような

課題を提供したいと思っています。

テーマは、今日の「効くえすちょん」と同じく、

「あと余命半年のガンと宣告されたとき、

後悔のない人生のために何をしたいですか?

後悔のない人生のために何をすべきですか?」

医療従事者も患者さんの気持ちになって、

真剣に考える機会があってもいいですよね。


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今からメルマガ読者さんとの「哲学ランチ」をしに

つくば市へ行ってきます!

 

 

 

 

 

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2009年10月 7日 (水)

ジョークよりもユーモア 【命の話47】

 

こんにちは。

井手敏郎です。

死を前にしている人は、

必ずしも看護する私たちの

深刻な面持ちを期待していないようです。

笑うことは現在の苦痛を緩和させる

素晴らしい治療の一つといえるのではないでしょうか。

先日は看護学生たちともこんなことについて話し合いました。

今日の『死生学(命の話)』は「ジョークよりユーモア」です。

上智大学名誉教授、アルフォンス・デーケンさんの

『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)を参考にしました。

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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日本ではユーモアとジョークは同義に使われることが多いようです。

しかしデーケン氏は両者は明確な違いがあるといいます。

ジョークは頭のレベルの技術です。

言葉の使い方やタイミングの良さで笑わせるジョークは、

一つのテクニックです。

お笑い芸人が振りまく笑いのほとんどがジョークといえるでしょう。


ある人をジョークでからかった場合、周囲は笑いますが、

本人は深く傷つくことがあります。


対してユーモアは、相手に対する思いやりから生まれるものです。

ドイツではユーモアの定義を

「にもかかわらず笑うこと」とされています。


あるお母さんは、

生涯ほとんどお酒を口にしたことがありませんでした。

亡くなる直前のベッドの中で、

昏睡状態からふと目を覚ました彼女は、

「ウイスキーが飲みたい」と周囲に告げました。


あと2時間ももたないであろう彼女が、

「おいしい」といって、全部飲みほす姿に家族が唖然としていると、

今度は「タバコが吸いたい」というのです。

11人いた子供の一人がびっくりして

「医者がタバコはよくないと言っていますよ」と告げると、

「死ぬのは医者じゃなくて私ですよ。タバコをちょうだい」

といって、ゆうゆうと吸い終わると、皆に感謝した後、

「また会いましょう。バイバイ」

といって、そのまま横たわり息を引き取りました。


「いかにもお母さんらしい死に方だ」

そのとき彼女の死を悲しんだ子供はいませんでした。

けっして楽ではない体調や、

大きな不安も抱えているであろう状況の中、

なんと美しい思いやりではないでしょうか。

 

ジョークは「自分満足」で終わることが多いのに対し、

ユーモアは「相手を思いやる気持ち」から、

自分が辛いにもかかわらず周囲のために笑う愛情です。

お母さんの思いやりは、子供たちにとって

生涯忘れえぬプレゼントとなったに違いありません。

      

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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自分が辛い「にもかかわらず」、

周囲に笑いを提供してみませんか?

 

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編集後記 (*^-^)ノ~~

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欧米には「1日1回は患者を笑わせよう」

という病院があるそうです。

私はまだまだ笑いの修行が足りず(?)、

なかなか家族はウケてくれません

(とくに関西人の妻は酷評が多い・・・)。

辛いことも多くありますが、

「にもかかわらず」、毎日ユーモア精神で、家族、友人に、

笑いや愛情を施せる人間になりたいと思っています!

 
  
 
  
 
  
   

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