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2009年1月 4日 (日)

1億3千万人の先祖がいれば 【命の話6】

   

こんばんは。井手敏郎です。

今回は『太郎が恋をする頃までには…』の誕生秘話を通して

「差別問題」を考えてみます。

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

といったのが福沢諭吉であることは周知でしょう。

ところが、

2600年もの前に人間の平等を宣言した人物がありました。

それが釈迦です。

 

  

当時、インドには、

婆羅門(バラモン・僧侶)

刹帝利(セッテイリ・王族)

吠舎(ベイシャ)

首陀羅(シュダラ)

という階級が存在していました。

吠舎は、婚姻、交際、職業まで規制され、

首陀羅に対しては、

言葉を交わすことさえ禁じられていたといわれます。

 

  

そんな時代にあって、

「すべての人は平等である」

との釈迦の言葉は衝撃だったに違いありません。

  

 

しかし、差別という現実は今の日本にもあります。

  
         

フジテレビのプロデューサー栗原美和子さんの夫、

村崎太郎さんは「反省」のポーズで知られる

「次郎」の猿回し師です。

    
    

小説『太郎が恋をする頃までには…』が生まれたきっかけは、

2007年11月17日の二人の披露宴でした。

  
  

当時、ヒット作品を連発する敏腕プロデューサーと、

地味な伝統芸能の世界に生きる男性のギャップが話題になりました

  
  

本を世に送り出した幻冬舎社長・見城徹氏は、

華やかな席にいながら、普通の結婚にはない痛切さを感じたといいます。

  
  

「俺の家族の歴史を聞いてくれないか」

 

 

それが二人の物語の始まりとなりました。

太郎は被差別部落出身。

話は夜更けまで続きました。

長く、そして重い話を聞き終わった栗原さんは、

彼の目の奥にある哀しみに触れて心が震えます。

  
  

「長い歴史を背負った運命的な生まれ方をして、

伝統のある職業に就いて、

真実を自分の中に秘めて闘っている。

私の中の激しさを共有して生きてくれる相手が

ようやく現れたんだって」

   
  

家族や友人たちには受け入れられるだろうか。

当初二人は、幸せな老後に、

自分達の事実を語りつもりだったそうです。

 

 

しかし、見城氏の勧めをきっかけに、

今がその流れがきているときなのではと、

歴史に戦いを挑む決断をします。

   
   

差別部落と言われる地域は約6000。

そこに居住する人たちは300万人といわれています。

 
 

世の中には血縁、血統をやたら問題にする人がいます。

確かに、二代、三代前だけを考えれば、

うちは東大出だ、

医者ばかりだ、

由緒ある家庭だ、

という話もあるでしょう。

  
 

私が生まれてきたのは、父や母がいたなればこそです。

しかし、その父や母にも両親(祖父母)がいます。

祖父母にも当然両親がありました。

その二人にもまた親があります。

 

Cocolog_oekaki_2009_01_04_20_07



では私達は、祖父母の親の名前を知っているでしょうか。

祖父母の親の親がどんな人だったか尋ねたことがあるでしょうか。

30代さかのぼると、1億3千万の先祖がいなければ、

私は生まれない計算になります。

    
   

その誰か一人でも欠けたら、

今の私はいないのです。

   
  

私の血統ともいえる

1億3千万の中には、どんな人間がいたでしょう。

窃盗、暴行、殺人…

どんな職につき、どこに住んでいたかなど、

把握する術(すべ)もありません。

何の落ち度もない、

無謬(むびゅう)先祖ばかりではないはずです。

 

 

ならば、

「私の先祖は優秀だ」

と自信をもっていえる人など、どこにもないに違いありません。



1億3千万人も先祖がいれば、

現在の日本人ほどのあらゆる立場の人がいたに違いありません。

差別という考えのおかしさに気づくかどうかは、

偏に、私の血に流れる真実を、

知っているか否かにかかっているのではないでしょうか。

 

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最後に「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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5代以上前の先祖の

名前、職業、出身地域を正確に答えることができますか?

 

 

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1 命の話(死生学)」カテゴリの記事

コメント

面白いお話がいっぱいですね。

村崎さんの記事を探していて偶然立ち寄り、思わず、他の記事も読んでしまいました。

2の30乗をがんばって計算してしまいましたよ・・・。

私は村崎さんと同じ山口の出身なのでどこかで同じ先祖を持っている可能性も高いかも。

投稿: チャト | 2009年1月 8日 (木) 21時06分

コメントありがとうございました。

私は茨城の人間ですが、

両親は長崎です。

どこでつながっているかわかりませんよね。

私にも共通の先祖がきっとあると思います。

投稿: 井手敏郎 | 2009年2月 6日 (金) 13時50分

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