世界一臓器移植が厳しい日本 【命の話31】
こんばんは。
井手敏郎です。
近年、中国の死刑囚やアジアの貧しい人から、
肝臓や腎臓をお金で買っている
日本や中東への強い批判 ヾ(*`Д´*)ノ" がでており、
自国内の移植の推進が急がれています。
命を理解する上で、「脳死」は避けて通れない問題でしょう。
今日の『死生学(命の話)』は「脳死は人の死か」です。
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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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昔から医師は、
①呼吸の停止
②心臓の停止
③瞳孔の無反応
などを基準に、「心臓死」を「人の死」と判定してきました。
ところが1950年に
人工呼吸器が登場するようになって状況は変わりました。
心臓発作などで、血液や酸素が脳に行き届かなくなり、
結果、脳の神経細胞が壊れ、脳全体の機能は停止します。
呼吸などをつかさどる器官である、
脳幹も動かなくなれば呼吸不全となりますが、
その後一定期間、心臓や肺が機能しているので、
心臓死とは異なり「脳死」といわれるようになりました。
脳死となっても体温はあり、発汗も見られますが、
1週間と持たず、心肺機能は停止します。
また「脳死」と混同される「植物状態」とは、
記憶、言語などをつかさどる大脳が機能停止するものの、
脳幹は動いているので呼吸ができ、
回復の可能性もある場合で、脳死とは全く異なるといわれます。
今この脳死の判定を巡って議論が続けられています。
背景は、
年間7000件以上のアメリカの臓器移植にくらべ、
日本は1997年に、臓器移植法が施行されて以来、
11年でわずかに81件という実態です。
日本は「世界でもっとも厳しい条件」が敷かれ、
提供意志の確認できる年齢も、限定されているため、
国内1万2000人の移植待機者が、
臓器の提供を受けることなく亡くなっています。
これを打開すべく、日本では健康な家族の身体にメスに入れ、
臓器を移植する生体移植が進み、
その数は1500件に上りました。
一方、病気した臓器が提供される「病気腎移植」の例もあり、
近年問題になっています。
脳死判定をする検査は、
本人の生前の臓器提供の意思が示されていたり、
家族が同意した場合のみ実施され、
そうでない場合は、心臓死をもって「死」と見なされます。
脳死移植をする場合は、
脳幹が働かず、呼吸は機能は止まっていますが、
まだ機能している
心臓、肺、肝臓、腎臓、すい臓、小腸、眼球が対象となり、
日本臓器移植ネットワークに登録した患者のなかで、
特に緊急を要する人から順に提供されることになります。
死の縁は無量、
私たちもいつどんな立場に立たされるかわかりません。
脳死も、無理解は許されない急ぐべき問題に違いないでしょう。
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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アメリカでは、本人の提供意思が不明でも、
家族の同意で臓器が提供ができるようになっています。
フランスでは、本人が提供拒否を示していない場合は、
同意したと見なす方式が採用されています。
米仏とも年齢制限はありません。
日本では、
「脳死の適応」について、
臓器提供する場合に限り、脳死を人の死と規定します。
「臓器提供の年齢制限」は、
遺言などの生前の意志も15歳未満は認められず、
乳幼児の患者は海外に頼らざるを得ません。
「提供時の要件」は、
本人の臓器提供意志表示カードなどの
書面による意思表示に加え、家族の同意が必要です。
インフルエンザの流行阻止のため、
1年後に先送りとなったWHOの指針採択ですが、
自民、民主とも「今国会で結論を」との方針は変えていません。
現行法の改定をあなたはどう考えますか?
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編集後記 (*^-^)ノ~~
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より多くの命を守るため、
本人の意思、年齢制限、家族の同意など、
基準についての議論を進めねばならないのは
いうまでもありませんね。
同時にしかし、
「死とは何か」、
「命はなぜ尊いのか」
といった大事な問題が、
抜け落ちたままで終わらせてはならないと思います。
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