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2009年6月28日 (日)

やさしい殺人に気をつけろ 【命の話35】

 

こんばんは。

井手敏郎です。

今日は、最近よく売れた本で、

渡辺淳一さんの

『欲情の作法』(幻冬社)から考えてみたいと思います。

医学博士でもある渡辺さんが、

男女関係に踏み込んだ本でしたが、

このブログでは、本で紹介されていた

『廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)』

という言葉に注目してみました。

今回の『死生学(命の話)』は「周りの怠け者に感謝する」です。

 
 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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重要なのが「廃用性萎縮」という言葉です。

これは医学用語で、

たとえば骨折などでギブスを巻かれたような場合。

そのままその部分をつかわず、1ヶ月から1ヶ月半の間、

安静にしていると、肢(あし)全体が痩せ衰えて、

健康だったときからは想像もつかぬほど細くなってしまいます。


(中略)


いま、ある老人が風邪をひいたとします。

たとえば、お嫁さんの義母、

すなわちお姑さんが風邪をひいて寝込んでしまったような場合。


こういうとき、お姑さんとうまくいっていないお嫁さんは、

「あんな程度の風邪で、大袈裟に寝込んで。

わたしが風邪をひいたときには、

そんな程度で休むことはない、などというくせに」

と、不快に思うかもしれません。


でも、そんな冷たく決めつけるものではありません。

それより、本当にお姑さんが嫌いなら、そういうときこそ、

思いきり優しく天使のようにかしずくのも一つの方法です。


床に横たわっているお義母さんが

起き上がってなにかを取ろうとしたら、

「いえいえ、お義母さま、それはわたしがやります」

といって、すぐに取って渡し、洟(はな)をかもうとしたら

素早くティッシュを渡してやり、とにかく何もさせないことです。


さらに食事も側について、三食すべて食べさせてあげる。

これには、意地悪だったお姑さんもお嫁さんに感謝して、

「ありがとう」

をくり返すでしょう。


でもこれが罠なのです。

「本当に優しい、よくできた嫁だ」

とお姑さんが喜び、満足しているうちに、

当人は確実に衰え、弱っていきます。


その最大の理由は、ベッドに休んだまま動かないからです。

要するに、少しずつ廃用性萎縮がすすんでいくのです。

老いて、高齢になればなるほど、

廃用性萎縮は急速に、かつ強く表れてきます。

月といわず、一週間、寝たきりのまま休んでいるだけで、

手足はもとより、内臓も頭も一気に衰えます。


おかげで、風邪がおさまった頃には、

足腰が弱って立てなくなり、

そのままベッド生活を余儀なくされることも少なくありません。


こうなったら、あとは見守るだけ。

さらに優しくしてあげればあげるほど体の機能は退化します。

かくして数ヶ月後には、ほぼ確実に肺炎を起こして死にいたります。


これこそ、優しくされて体をつかわなかった故に起きた死で、

まさしく「優しい殺人」といってもいいでしょう。

 
 

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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「やさしい殺人」の毒牙にかけられる前に、

「手のかかる人ほど私は鍛えられる!」

「周りが怠慢なほど僕は元気になる!」

と考えて、

何にもしてくれない人(嫁・夫・妻・上司・部下)

にもっと感謝してみませんか?


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編集後記 (*^-^)ノ~~

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美女2名から、

突然声をかけられ、

「???」

と思っていると、

「ブログ読んでます!」

とのこと。

思わぬ方々が読んでくださっているとわかり、

俄然やる気が沸いてきました(* ̄0 ̄)ノ

Kさん、Mさん、これからもよろしくお願いします!!

男は単純です(笑)

えっ私だけ?( ̄Д ̄;;汗




 
 
 

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2009年6月27日 (土)

井手敏郎のメールマガジン

 

●こんばんは。

 井手敏郎です。

 最近嬉しい話がいくつか舞い込んできました。 ;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

 はっきりしたら、このブログでも紹介したいと思います!!

 

 死生学の記事はちょっとサボリがちになってしまいましたが、

 また頑張ってあげますね。

 

 

●実はもう一つブログをやっており、

 死生学ブログの元になったメールマガジンを載せています。

 こちらは、もうすぐ500号。 w(゚o゚)w

 

 当ブログの内容とはちょっと趣きが違いますが、

 よろしければ1度ご覧くださいませ!!

 

 1日1分『心と体に効く話』

 http://ameblo.jp/kiku-hanashi/
 

 今日はご紹介まで。

 

 

 

 

 

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2009年6月17日 (水)

手紙を届けたい 【命の話34】

 

 

こんにちは。

井手敏郎です。

今回は、樋口了一さんの『手紙~親愛なる子ども達へ~』から。

死生学講座でも取り上げましたが、

涙ながら聞いている方や、

昔の思い出を語られる参加者も多く、大変反響がありました。

もうすでにご存知の方も多いかもしれませんが、

命を考える意味でも、とても素晴らしい歌だと思います。

原作はポルトガル語なので、

ブラジルの方だろうといわれますが、

誰が書いたものなのか、現在もわかっていないと聞きました。

今日の『死生学(命の話)』は「懐かしい日を思い出す」です。

 

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 (牛久市6月『死生学講座』にて)

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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作詩:不詳・日本語詞:角智織・補作詞:樋口了一 作曲:樋口了一


年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解して欲しい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても


(中略)


お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを


(中略)


あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように

よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど

私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい

きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです


あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい


私の子供たちへ

愛する子供たちへ


下のアドレスから直接歌声を聞くことができます。

けっして押し付けがましくなく、

きっと優しい気持ちになるはずです。


http://www.youtube.com/watch?v=DNuEUygU1vA    

    
   
  

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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歌に感動したという人がある一方、

聞くのは辛すぎるという声もあるそうです。

樋口さんは

「そのすべての声を知った上で、歌わなければと思った」

「そして今は辛いという方も10年後、

20年後たって聞いたとき、変わってくれると信じている」

と語っています。

あなたは親からのこの『手紙』に、どんな返事ができるでしょうか?

  
  

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編集後記 (*^-^)ノ~~
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子ども達と接して学ぶのはいつも自分です。

子どもといると穏やかな気持ちになります

息子がちょうど歌われていような年齢で、

何度聞いても胸が熱くなります。

この歌は一生、何度も聞いていきたいと思っています。

現在も毎月3、4回、無償で老人ホームなどに

『ポストマンライブ』(手紙を届けにいくとのことで命名)

を続ける樋口さんに、

「なぜ無償で?」

とある人が質問をすると、

「届けた以上のものをもらっています」

とさわやかに答えたのが印象的でした。

どちらが先になるかわかりませんが、

私も両親の気持ちを理解しながら、

自分の手でなんとか最期まで大切にしたいと願っています。

 
 
 

 
 
 
 

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2009年6月 6日 (土)

余命一ヶ月の花嫁が一番言いたかったこと 【命の話33】

 

こんにちは。

井手敏郎です。

先日の死生学講座では、

『余命一ヵ月の花嫁』のドキュメンタリーを通して、

皆さんと一緒に考えてみました。

今回の『死生学(命の話)』は「余命を自覚する」です。

映画もよく出来ていると言われていますが、

やはりドキュメンタリーは心を動かされますね。

Photo_2




 

(クリックで拡大します~6月30日牛久の死生学講座にて~)

 
   

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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映画『余命一ヵ月の花嫁』が話題になっています。

乳ガンのため24歳の若さで亡くなった

長島千恵さんのドキュメンタリーが、

TBSの『イブニング・ファイブ』で放送されたのがきっかけです。


長島さんは、

「若いから、病気にならない、死なない、は間違い」

ということを多くの人に知ってもらいたいと

番組への出演を決意したといいます。


イベントコンパニオンをしていた長島さんは23歳の秋、

左胸にしこりがあるのを発見、乳がんと診断されます。


とき同じく、男性から交際を申し込まれ、悩んだあげく

「一緒にがんと闘おう」

という言葉に動かされ、交際がスタート。

しかし、がんの進行は止まらず、

選択肢がないまま、乳房切除の手術に踏み切ります。

 

手術の成功を信じ、

システムエンジニアの資格を取り、再就職した彼女でしたが、

しばらくして、激しい咳と鋭い胸の痛みに襲われます。

すでに胸膜、肺、骨にガンが転移した後でした。

周囲の励ましや配慮で、

結婚式をあげる姿は涙をそそります。

1ヵ月後、多くの人に惜しまれ、長島さんはこの世を去りました。

 

そんな彼女のメッセージが心に響きます。

「みなさんに明日が来ることは奇跡です。

それを知っているだけで、日常は幸せなことだらけで溢れてます」

「生きてるのって奇跡だよね。

 いろんな人に支えられて生きてるんだよね。

 私これで元気になれたらすごい人間になれると思う」

「こんな都会の空気でも、風って気持ちいいの。知ってる?」



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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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現在、世界の人口は67億人。

1年で平均的に全体の0、9%が死亡するとして、

世界では、1年に約6000万人が亡くなっています。

また日本の年間死亡数は、

114万3,000人(厚生労働省の2008年人口動態統計)です。

死亡順位別でみると、

悪性新生物(ガン)が(34万3,000人)で最も多く、

ついで心疾患(18万4,000人)、

脳血管疾患(12万6,000人)と続きます。

3人に1人は癌で亡くなります。

あなたがもし余命1ヶ月の宣告を受けたら、

今日、大切な人に出来ること、

伝えておくべきことはないでしょうか?
  

   

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編集後記 (*^-^)ノ~~
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2008年、日本人の死亡数は出生数を

5万1,000人上回ったそうです。

1年で約100万人が亡くなり、

約100万人が産まれると言うことになります。

確率的には100人に一人は今年が最期になる

という事実も頭におきたいと思いました。 







  
  
 

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2009年6月 1日 (月)

一週間犬の悲劇 【命の話32】

 

おはようございます。

井手敏郎です。

新聞で「一週間犬」  ∪^♀^∪ワン

をいう言葉を見つけました。

「犬のレンタル?」と思いきや、だいぶ違ったようです。

今日の『死生学(命の話)』は、「余命一週間の犬たち」です。

 
 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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中国、北京の郊外の巨大な犬市場。

そこには数万元(1元が約14円なので、2万円なら28万)

するチワワ、チャウチャウ……から、

百元程度の犬まで大概の種類が集います。

 
 

そんな中、「一週間犬」への非難が高まっています。

700元の白いプードルを褐色に染めあげ、

テディーベアカットをすれば、1500元で売れるといわれます。

 

 

その毛染めは、大変きつい薬剤を使うため、

染められた犬は息も絶え絶え。

業者は売買の直前に鎮静剤を与えるので、

しばらくは飛び跳ねますが、

やがて元気を失い、一週間あまりで死んでいくのです。

 
 

毛染め以外にも様々な方法があり、

雑種のチャウチャウに対しては、

口元をふっくらさせるため、

塩水を口の周りに注射するなどで血統証付に似せ、

高く売るといいます。

  

一週間犬は、偽物天国と揶揄される中国国内でも、

さすがに非難が強いようですが、

拝金主義に飲み込まれる動物達の悲劇は絶えません。

  
  

一方、人が一生に食べる牛肉の量は、

1.5頭(一般的な和牛の体重は690キロ)といわれます。

※5.7キロ×80年=456キロで計算すると

 456キロ÷300キロ(1頭からとれる精肉)=1.5頭

 
 

同様に鶏肉のそれは785羽です。

※10.8キロ×80年=864キロ

 864キロ÷1.1キロ(1羽からとれる精肉)=785羽

 
 

豚の場合は、18.6頭になります。

※11.6キロ×80年=928キロ

 928キロ÷50キロ(1頭からとれる精肉)≒18.6頭

 
 

はたしてこの数字を、

多いと見るでしょうか、少ないと見るでしょうか。

 
 

私たちは自身の食欲を満たすため、動物達の命を奪います。

犬、牛、豚、鳥…彼らの違いはなんでしょう。

仏教では生命は同根といわれ、

釈迦は命は平等であり、上下はないと説きました。

 

 

近年のBSE(牛海綿状脳症)による被害、

鳥インフルエンザの恐怖、

ブタの猛威は、

彼らの報復とはいえないでしょうか。

非難されるべきは、実は私であったと知らされます。

 

 

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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業者の関心は、一週間犬の非難より、

金融危機を境にした犬相場の急落だといいます。

金、金、金の末路はどうなるのでしょう。

私たちは自身の欲望のために、

周囲の命を犠牲にしすぎてはいないでしょうか?

 

 

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編集後記 (*^-^)ノ~~
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命を軽視する問題を無視できませんが、

決して非難できない悪性が自分の中に潜んでいることも

忘れてはいけないと思いました。

 

 

 

 

 

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