こんばんは。
井手敏郎です。
暑さ大好きで、まさに「夏仕様?」の身体となっている私にとって、
一番やる気のでる季節がやってきました!
今回の『死生学(命の話)』は
「パチンコ屋で死んだおじいちゃん」です。
全国の塾、予備校、学校などで、
「子どもたちがやる気になるセミナー」
を主催する木下晴弘さんの
『涙の数だけ大きくなれる!』(フォレスト出版)に学びます。
取り上げたい話題一杯のすてきな本でした。
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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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その店には毎日通ってくるおじいちゃんがいました。
彼は開店時刻になると、
必ず開店待ちの列に並んでいるのです。
そして、いつも入り口から少し離れた端っこの台に陣取りました。
その台は常連の間で
「おじいちゃんの台」と呼ばれるようになりました。
しかし、おじいちゃんはどちらかというと
勝負事には向いていませんでした。
勝率はかなり低く、よく負けていたのです。
店側もおじいちゃんには勝ってほしいと思うのですが、
こればかりは何ともなりません。
しかも、「おじいちゃんの台」が開放台になった時に限って、
おじいちゃんは若者に台取りで負けてしまうのです。
それゆえ、おじいちゃんはやはりよく負けていました。
(中略)
ある日のことです。
毎日来ていたおじいちゃんが姿を見せません。
店員たちは
「どうしたのかな?」
「風邪でも引いたのか?」
などと思っていました。
ところが、定時見回りの時、裏の駐車場をチェックしたスタッフが、
倒れているおじいちゃんを発見したのです。
寒い冬の朝の出来事でした。
スタッフはすぐに119番へ通報しました。
おじいちゃんは救急車に担ぎ込まれ、
多くのスタッフが心配そうにその救急車を取り囲みました。
誰の目にもかなり危険な状態であると映りました。
病院に担ぎ込まれたその数分後、
おじいちゃんは心筋梗塞での死亡が確認されました。
おじいちゃんの死亡の連絡を受けた店のスタッフはみな泣きました。
そして、口々に自分たちを責め始めたのです。
「もう少し早く見回りしていればよかった……」
「姿の見えない時に、おかしいとわかっていたはずなのに……」
「もう少し注意していたら、
おじいちゃんを助けられたかもしれない……」
しかし、亡くなったおじいちゃんが帰ってくるはずもありません。
せめて最後のお別れだけはと、
店長はじめスタッフは通夜と葬儀に参列したのです。
パチンコ店に1本の電話がかかってきたのは、
葬儀が終わって1週間ほどたった時でした。
おじいちゃんの息子さんからでした。
話があるので責任者に家まで来てほしいという内容でした。
店長、そしてスタッフたちは
「ついにきたか」
と思いました。
それでなくとも店側の安全管理について、
批判の声が上がっていたのです。
(中略)
店長と責任者スタッフは菓子折りを持ち、
息子さんの自宅を訪問しました。
応接に通され待っている間、何を言われるのだろうかと考えると、
不安な気分が襲ってきて落ち着きません。
息子さんが入ってくると、店長は頭をたれて
「申し訳ありません」
と謝りました。
ところがそれを見て、息子さんは意外なことを言ったのです。
「何を謝っていらっしゃるのですか。
今日あなたたちにお越しいただいたのは、
ひと言お礼を言いたかったからです。
本来なら私から出向くべきところですが、
仕事の都合上ご足労おかけして、申し訳ないのはこちらなんです。
私の父はみなさん方に出会えて本当に幸せでした。
父は毎日、あなた方のお店に行き、時間を過ごすことを、
このうえない喜びと感じておりました。
いつも晩ご飯の時に父が話すのは、決まってあなた方のことでした。
『○○ちゃんに、おじいちゃんは元気そうで何よりですね
と声をかけてもらったよ』
『今日は新人のスタッフがわしに自己紹介をしに来てくれた』
『○○さんからは相談を受け取る。彼のおじいちゃんのことじゃ』
そう言ってたのしそうに話す父を見て、私は思いました。
父はあなた方のお店にパチンコをしに行っているのではなく、
みなさん方に会いに行っているのだと。
父は仕事を引退するとすぐに老け込みました。
何の趣味も持たず、
仕事一途に打ち込んできた父から仕事を取ると、
もう何も残っていなかったのです。
本来ならそこで家族が父を支えるべきところです。
しかし足取りもおぼつかなく、何度も同じことを話す父を、
恥ずかしながら家族は疎(うと)ましく扱っていたと思います。
でもあなたたちは違った。
父に話しかけ、父を頼りにし、父を歓迎してくださった。
父はあなたたちのおかげで、
このうえなく幸せな余生を過ごしたのです。
この世を去るときもあなたたちのそばから旅立つことができて、
幸せだったと確信しているのです。
失礼ながらパチンコ店の方々に、
父がこれほどお世話になるとはゆめゆめ考えませんでした。
なんとお礼を言えばいいかわかりません。
本当に、本当にありがとうございました」
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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
損をしてもいいから、
あの人に近づきたい!
あの人になら騙されてもいい!
そんな人物になりたいものです。
私たちは日頃、
周囲のお年寄りに喜ばれるような言動がとれているでしょうか。
これまで社会や生活を支えてくださった方々に感謝し、
もっと話しかけ、
もっと頼りにし、
もっと歓迎することはできないでしょうか。
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編集後記 (*^-^)ノ~~
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通常、玉の出が悪い店は、
客の苦情が絶えず、荒れる人もいるようですが、
この店には、いつしか文句をいうような人は来なくなり、
「どうせ負けるならこのパチンコ店で負けたい」
というお客さんで、いつも満員だそうです。
私もパチンコ店のイメージがすごく変わりました!
こんなパチンコ屋なら一度行ってみたいものですね。
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