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2009年10月19日 (月)

最期の絵(ラストピクチャー) 【命の話48】

 

おはようございます。

井手敏郎です。

昨日は主催している「死生学講座」を、

朝日新聞社さんが取材にこられました。(*゚▽゚)ノ

記事として載るかはわかりませんが、

関心をもたれる方が増えてきたのは嬉しいことです。

 

また最近始めたというわけではないのですが、

「哲学モーニング」「哲学ランチ」「哲学カフェ」「哲学ディナー」

といった、個人的に仏教や死生学について

お茶や食事をしながら語りあう活動もしています。

毎日配信しているメールマガジンで案内したところ、

何人もの方から申し込みがありました。

  

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10月、11月はもう少し対応できそうですので、

ぜひという方がいらっしゃれば随時お知らせください。

今日の『死生学(命の話)』は「死と向きあう」です。

上智大学名誉教授、アルフォンス・デーケンさんの

『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)を参考にしました。

 

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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私達はガンになるかならないかを、

自分でコントロールすることはできませんが、

ガンにかかった後、どう対応するかは自分で決めることができます。

ガンになれば、誰もが落ち込むでしょう。

しかし一つの挑戦と受け止めることも可能です。


西部劇のスターだったジョン・ウェインは、

自身がガン宣告を受けた後、

友人知人たちに懸命に呼びかけ莫大な寄付金を集めます。

これを基金として、ロサンゼルスにジョン・ウェイン癌研究所を建て、

ガン研究や治療にすぐれた成果を挙げています。


サンフランシスコにあるエイズ・ホスピスでは、

希望者に「最期の絵(ラストピクチャー)」の製作を勧めています。

全身全霊で描かれたそれらの素晴らしい作品は、

ホスピスの廊下に飾られ、今も光を放っています。


ドイツの哲学者アルフレッド・デンプ氏は、

「もし一人の人間によって、少しでも多くの愛と平和、

光と真実が世にもたらされたなら、

その一生には意味があったのである」

という美しい文章を残しています。


ドイツ語では「死ぬ」という動詞に二種類有ります。

動物的な死をあらわす「フェアエンデン」は、

肉体的に衰弱して死を迎えるという意味です。

それに対して「シュテルベン」は人間にしか使われません。

人間は肉体的に衰弱しても、

精神的に上昇を目指しながら死に至ることもできるのです。


アメリカのある著述家は

「大きな苦しみを受けた人は、

うらむようになるか、やさしくなるかのどちらかである」

といいました。

選択するのはあなたです。

 
      

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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もしガンを宣告されたらあなたは何を始めますか?

 

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編集後記 (*^-^)ノ~~

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看護学校の講義も大詰め?を迎えています。

試験もしなければならないのですが、

看護を目指す皆さんの将来の役に立つような

課題を提供したいと思っています。

テーマは、今日の「効くえすちょん」と同じく、

「あと余命半年のガンと宣告されたとき、

後悔のない人生のために何をしたいですか?

後悔のない人生のために何をすべきですか?」

医療従事者も患者さんの気持ちになって、

真剣に考える機会があってもいいですよね。


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今からメルマガ読者さんとの「哲学ランチ」をしに

つくば市へ行ってきます!

 

 

 

 

 

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2009年10月 7日 (水)

ジョークよりもユーモア 【命の話47】

 

こんにちは。

井手敏郎です。

死を前にしている人は、

必ずしも看護する私たちの

深刻な面持ちを期待していないようです。

笑うことは現在の苦痛を緩和させる

素晴らしい治療の一つといえるのではないでしょうか。

先日は看護学生たちともこんなことについて話し合いました。

今日の『死生学(命の話)』は「ジョークよりユーモア」です。

上智大学名誉教授、アルフォンス・デーケンさんの

『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)を参考にしました。

 

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では本日の『死生学(命の話)』をどうぞ(/^-^)/
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日本ではユーモアとジョークは同義に使われることが多いようです。

しかしデーケン氏は両者は明確な違いがあるといいます。

ジョークは頭のレベルの技術です。

言葉の使い方やタイミングの良さで笑わせるジョークは、

一つのテクニックです。

お笑い芸人が振りまく笑いのほとんどがジョークといえるでしょう。


ある人をジョークでからかった場合、周囲は笑いますが、

本人は深く傷つくことがあります。


対してユーモアは、相手に対する思いやりから生まれるものです。

ドイツではユーモアの定義を

「にもかかわらず笑うこと」とされています。


あるお母さんは、

生涯ほとんどお酒を口にしたことがありませんでした。

亡くなる直前のベッドの中で、

昏睡状態からふと目を覚ました彼女は、

「ウイスキーが飲みたい」と周囲に告げました。


あと2時間ももたないであろう彼女が、

「おいしい」といって、全部飲みほす姿に家族が唖然としていると、

今度は「タバコが吸いたい」というのです。

11人いた子供の一人がびっくりして

「医者がタバコはよくないと言っていますよ」と告げると、

「死ぬのは医者じゃなくて私ですよ。タバコをちょうだい」

といって、ゆうゆうと吸い終わると、皆に感謝した後、

「また会いましょう。バイバイ」

といって、そのまま横たわり息を引き取りました。


「いかにもお母さんらしい死に方だ」

そのとき彼女の死を悲しんだ子供はいませんでした。

けっして楽ではない体調や、

大きな不安も抱えているであろう状況の中、

なんと美しい思いやりではないでしょうか。

 

ジョークは「自分満足」で終わることが多いのに対し、

ユーモアは「相手を思いやる気持ち」から、

自分が辛いにもかかわらず周囲のために笑う愛情です。

お母さんの思いやりは、子供たちにとって

生涯忘れえぬプレゼントとなったに違いありません。

      

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「命に効くえすちょん」をどうぞ <(゜ヘ゜)>ウ~ン
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自分が辛い「にもかかわらず」、

周囲に笑いを提供してみませんか?

 

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編集後記 (*^-^)ノ~~

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欧米には「1日1回は患者を笑わせよう」

という病院があるそうです。

私はまだまだ笑いの修行が足りず(?)、

なかなか家族はウケてくれません

(とくに関西人の妻は酷評が多い・・・)。

辛いことも多くありますが、

「にもかかわらず」、毎日ユーモア精神で、家族、友人に、

笑いや愛情を施せる人間になりたいと思っています!

 
  
 
  
 
  
   

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